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立民・亀井亜紀子氏が初登院 ウクライナ侵攻「侵略する方が悪いが外交で見誤った部分も」

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初登院し記者団に抱負を語る立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員=7日午前、国会内(奥原慎平撮影)

先の衆院島根1区補欠選挙で当選した立憲民主党の亀井亜紀子衆院議員が7日、国会に初登院した。議員バッジを胸に付けた亀井氏は記者団に「衆参合わせて10年の経験が強みだ。従来自民党が拾っていたであろう地方の声をしっかり国会に伝えていきたい」と意気込みを語った。

離島の交流活性化に力

亀井氏は平成19年の参院選で国民新党で初当選し、29年の衆院選は立憲民主党で島根1区で自民党の細田博之前衆院議長に敗れたが比例復活した。令和3年10月の衆院選は比例復活もかなわず落選した。

亀井氏は今回の勝因について「政治とカネの問題だけではなく、地方の衰退についてかなり強く訴えてきた。離島のフェリーについて島民だけでなく島外から来る人の運賃を下げて、交流を活性化したい」と語った。

亀井氏を巡っては4年8月にX(旧ツイッター)の自身のアカウントで「ウクライナ戦争はロシア対NATOの代理戦争。米国がウクライナ軍を増強し、欧州に戦争を持ち込んだという恨み節も現地で出ている」と投稿。ウクライナのコルスンスキー駐日大使が今月2日、「残念だ。彼女の意見が間違っていて、自分の党の公式見解とさえ矛盾している」とXで苦言を呈していた。

戸別訪問はしていない

亀井氏は記者団に「ロシアの肩を持つ意味はない。ただウクライナ戦争は北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大の流れの中で起きたことは間違いない」と指摘。その上で「一般的に戦争は外交の失敗で、もちろん侵略する方が悪いが、手前の外交の所でなんらかの兆候があったかもしれない。兆候を見逃してしまったかもしれない。それはNATOでありウクライナであり、どちらの失敗というつもりはない。外交でお互いに見誤った部分があるかもしれない。そういう意味での外交の失敗という意味だ」と持論を語った。

また、選挙活動を巡って「力を入れたのが、有権者への戸別訪問だった」と一部で報じられたことについては、「選挙期間中の戸別訪問は違反というのは基本中の基だ。私はしていない。選挙違反は一切ない。(自分の)陣営にも確認した」と否定した。公職選挙法で選挙活動での戸別訪問は禁じられている。(奥原慎平)

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