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長女と内縁関係の男、宝島さん夫妻を「パパ」「ママ」と呼ぶ…「いずれは店を継ぎたい」と語る

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 栃木県那須町で東京都内の夫婦の遺体が見つかった事件で、新たに逮捕されたのは夫婦の長女と内縁関係にある男だった。男は夫婦が経営する飲食店運営会社のマネジャーで、経営を巡って口論する場面もあったといい、警視庁は詳しい経緯を調べる。

 警視庁は6日深夜、千代田区の飲食店経営宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の長女と内縁関係にある会社役員関根 誠端(せいは) 容疑者(32)の世田谷区の自宅に捜索に入り、その場で関根容疑者を死体損壊容疑で逮捕。7日朝には、夫婦と関根容疑者の知人で不動産会社役員の前田亮容疑者(36)も同容疑で逮捕した。

 「いずれは店を継ぎたい」。昨年春、夫婦と関根容疑者と食事を共にした知人男性によると、関根容疑者は将来についてそう語り、飲食店の運営方法を熱心に話していた。宝島さんを「パパ」、幸子さんを「ママ」と呼び、夫婦も関根容疑者を「娘の婚約者でビジネスを教えている」と男性に紹介するなど、互いに親密な様子だったという。

 宝島さん夫婦は、台東区のJR上野駅や御徒町駅周辺の繁華街で、居酒屋や焼き肉店などの飲食店を十数店経営していた。このうち一つの飲食店に勤務する男性従業員によると、関根容疑者は事件当時、イタリアンバルや焼き肉店など数店の経営を任されており、売上金の回収もしていた。

 関根容疑者は高級車に乗り、金のネックレスや指輪をつけるなど派手な一面がある一方、人当たりはよかったといい、男性従業員は「頭が良い人。夫婦に次ぐ、実質的なナンバー3だった」と振り返った。

 夫婦や関根容疑者を知る別の60歳代の男性によると、今年2~3月、関根容疑者と幸子さんが経営する飲食店の運営を巡って口論をする場面もあったという。

 一方、前田容疑者は遺体発見当日の4月16日未明、関根容疑者とともに夫婦を車に乗せ、経営する会社が管理する品川区の空き家に送り届けたという。空き家の車庫には血痕があり、警視庁は夫婦が空き家で暴行を受け、那須町に連れ去られた可能性が高いとみている。

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