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「連休最後の日に…」 懸命の救命活動も、幼児含む3人が死亡 群馬・伊勢崎市の国道17号で3台絡む事故 | 上毛新聞社のニュースサイト

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トラックと衝突し大きく破損したワゴン車=6日午後6時40分ごろ、伊勢崎市

 6日午後4時15分ごろ、群馬県伊勢崎市境上矢島の国道17号上武道路で、トラックとワゴン車、乗用車の計3台が絡む事故があった。県警伊勢崎署によると、男児(2)を含むワゴン車に乗っていた20代、50代の男性計3人が死亡。他に男女2人が重軽傷を負った。同署が詳しい状況を調べている。

 同市消防本部によると、ワゴン車には53歳と26歳の男性、男児が乗っており、男児はドクターヘリで前橋市内の病院へ搬送された。トラックには吉岡町の男性会社員(69)、乗用車には太田市の女性(52)がそれぞれ乗っていたという。

 同署によると、上り線を走っていたトラックが中央分離帯を乗り越えて対向車線へはみ出し、ワゴン車を歩道まで押し込んだとみられる。ワゴン車に後続していた乗用車も巻き込んだもよう。

 現場は、東武伊勢崎線境町駅から北東約1.5キロで、工場や畑に囲まれた片側2車線の直線道路。上り線側から下り線までトラックのタイヤ跡のような線が伸びていた。ワゴン車は右側面にトラック前部がめり込み、天井などがめくれ上がった状態だった。ワゴン車は前橋ナンバーとみられる。

 事故当時、近くで農作業中だったという50代の男性は「パンという大きな音が聞こえ、驚いた」と眉をひそめた。別の男性は「1人は車と車に挟まれたような状態だった。救急隊が必死に救命活動をしていた」と搬送者の身を案じた。

 通りかかった40代女性は「ドクターヘリや救急車は5台くらいあった。消防やパトカーがいっぱいで大渋滞だった」と振り返った。近所に住む30代の夫婦は「連休最後の日に…。直線で、結構なスピードを出す車も多い。普段通る道なので恐ろしい」と目を伏せた。

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